NHK杯 横山泰明六段ー郷田真隆九段 観戦記

NHK杯 横山泰明六段ー郷田真隆九段戦を振り返ります。

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図はよくある相掛かりの図ですが、先手が▲36歩と突いたことにより76歩が浮きますので、後手は①△74飛車と歩を狙って動きました。代えて同じ意味で②△86歩、▲同歩、△同飛車と動く手もありましたが、比較は難しいところです。

本譜は以下、▲77金と受けますが、△84飛車と戻り、「Ⅰ」▲78金なら△74飛車で千日手を狙うのが後手の作戦です。従って先手も「Ⅱ」▲37桂、△74歩の交換を入れてから▲78金と引きましたが、後手から△75歩、▲同歩、△86歩、▲同歩、△同飛車(図2)と仕掛けられます。

図は次に△88角成、▲同銀、△44角の筋があるため、何かしら対応が必要がですが、①▲24歩、△同歩、▲同飛車は、△88角成、▲同銀、△33角と強く対応し、▲21飛車成なら△88角成の方が厳しく後手有利。②▲25飛車とかわしつつ、75歩に紐を付けるような手もありました。

本譜は③▲87歩と受けましたが、△76飛車と回りこまれ、▲22角成、△同銀の時に受けが難しい局面です。以下、▲66角は△75飛車と取られる手を防ぎつつ△44角や△88歩のような手を受けた手になりますが、△33角と合わされあまり状況は好転していません。以下、▲35歩、△66角、▲同飛車(▲同歩は△88歩や△88角が厳しい)△同飛車、▲同歩に△76角(図3)が絶好の一手。

①▲67角は、△同角成、▲同金、△88歩、▲同銀、△78飛車があるため、②▲68玉と逃げましたが、△49角成とバッサリ切って△39飛車で後手の攻めが厳しい局面。以下進んで図4。

図から▲37同馬、△同龍、▲46桂は勝負手ですが、△52玉と逃げられておいて後手優勢は動きません。進んで図5。

図から△85金が急所の一手。76の角がいなくなれば49銀も浮き駒となるため、厳しいです。進んで図6。

図から△87香成が決め手となりました。以下、①▲同金は△48角成が58銀と79銀の両取りとなるため、▲同玉と取りましたが、△68角成、▲同銀(▲同金は△79龍)、△89龍で寄り筋となり、以下後手の勝ちとなりました。

郷田九段の鋭い攻めが決まった1局でした。

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