NHK杯 森内俊之九段-谷川浩司九段 観戦記

NHK杯 森内俊之九段-谷川浩司九段戦を振り返ります。

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以下動画でも詳しく解説しておりますので、よろしければご覧ください。

永世名人同士の対決で、解説も羽生善治竜王という永世名人揃い踏みの豪華対決。

戦型は矢倉模様に。近年では後手はじっくり矢倉に組み合うのではなく、図のように早めに桂を跳ねて速攻を狙う将棋が増えています。

図から①▲46角と出ましたが、②▲24歩、△同歩、▲同角、△23歩、▲46角と手順に歩交換しながら▲46角と出た方が得になりますが、▲24同角の瞬間△86歩、▲同歩、△65桂、▲66銀、△86飛車、▲87歩、△27歩、▲同飛車、△76飛車のように動かれるのを気にしたのかもしれません。

進んで図2。

図から△33桂と飛車を5段目から動かせ、△45銀と出る手を狙いました。対して①▲26飛車は△53角、②▲28飛車は△45銀~64角で飛車が狙われる位置に来るため、③▲27飛車と引きましたが△45銀、▲68角、△36銀が飛車に当たるデメリットはあります。以下、先手は一歩損ながら後手は銀の動きで手損をしているため駒組を進めて難しい将棋。進んで図3。

図では次に△65歩からの攻めを狙われているため、▲56金~▲55歩と角のラインを止めつつ、押さえ込みを狙いました。後手も△86歩~△85歩の継ぎ歩で反撃し、進んで図4。

図では①△54銀と出て、▲83歩成、△65桂と手に乗って捌けば、次の△56歩の突き出しが厳しいため難しい将棋。

本譜は②△82歩と受けましたが、▲77角と出られて先手が手厚くなってしまいました。以下、△54銀、▲64歩、△65桂に▲同金とあっさり取り、△同銀、▲63歩成(図5)が非常に大きなと金となりました。

図以下△54飛車に▲26桂、△25銀、▲34歩の桂頭攻めが厳しく先手勝勢。以下後手も△76銀と反撃しますが、82に歩を打ってしまっているため、△87歩のような反撃が利かないのが後手の辛いところ。進んで図6。

図から▲53歩、△26銀、▲54桂と安い駒で攻めていくのが急所。歩や桂は相手に渡しても受けに使うことができないため、確実な攻めになります。以下先手勝ちとなりました(投了図)。

森内九段の手厚い構えから、的確な反撃が決まり快勝となりました。

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