NHK杯 近藤誠也五段ー屋敷伸之九段 観戦記

NHK杯 近藤誠也五段ー屋敷伸之九段戦を振り返ります。

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詳しい解説は以下動画をご覧ください。

戦型は角換わり腰掛銀から先手が1筋の端を詰める形に。後手は1筋を手抜いた手を活かして図から、△65歩と先攻しました。

しかしこの場合、63金型のため、▲同歩、△同桂に、①▲64歩という手筋があり、「Ⅰ」△同金は▲73角、「Ⅱ」△73金は▲66銀で桂が助からない形。「Ⅲ」△77桂成は、▲63歩成、△78成桂、▲同玉、△63銀、▲73金、△81飛車、▲63金で桂得の先手が優勢でした。

本譜は②▲66銀に△64歩で後手としても満足な形。以下、▲68角と打って8筋交換を防ぎました。類型で、村田ー増田戦がありますが、やはり先手だけ角を手放すのでは面白くないでしょう。進んで図2。

後手が銀を繰り出してきたところですが、図では①▲67銀と引く手があり、△46銀なら▲56歩が銀取りでぴったりとなります。他の手にも▲56歩が味の良い一手になります。

本譜は②▲47金から進んで図3。

図では①▲22歩と打つ手もあり、「Ⅰ」△23歩なら▲28飛車、△22金に▲65銀直、△同歩、▲34桂の筋があるため先手優勢ですが、「Ⅱ」△33銀、▲28飛車、△26歩(取ると△44角の飛車銀両取り)、▲21歩成、△同飛車のように2筋を逆襲する筋があります。

本譜は②▲23歩、△33銀、▲28飛車、△24歩に、▲55銀左が次の▲66歩を見た好手でした。以下、△同銀、▲同銀に△71飛車(▲72銀の防ぎ)(図4)

図から▲66歩に、銀の退路が無くなっているため△54歩で銀は捕獲されますが、以下▲65歩、△55歩、▲59角と働きの悪い角を活用して、後手の形も乱れているため後手がまとめづらい将棋に。進んで図5。

図で①▲17角と角を逃げると、△36歩、▲同金、△39角で悪くなってしまいますが、②▲64歩の踏み込みで先手優勢。以下、「Ⅰ」△同金には▲62銀~▲44角~▲53銀打の筋、「Ⅱ」△35銀には▲63歩成~▲62金で銀を取ることができるため、本譜は「Ⅲ」△62金。

しかしこれには▲46桂(図6)が厳しい追撃でした。

図で①△65銀には▲44角、△同歩、▲54銀、②△65銀打には▲24角、△同金、▲同飛車があるため、本譜は③△65角。

しかし、▲54桂、△同角、▲63銀、△同金、▲同歩成、△同角、▲62金、△35銀、▲63金、△44銀、▲45歩で、▲53角の筋があるため先手勝勢に。以下は先手の勝ちとなりました(投了図)。

ねじり合いの中盤から近藤五段の鋭い踏み込みが参考になる1局でした。

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