王将戦 広瀬章人八段ー糸谷哲郎八段 観戦記

王将戦 広瀬章人八段ー糸谷哲郎八段戦を振り返ります。

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混戦模様の王将リーグで全勝同士の2人がぶつかりました。勝った方が挑戦者に大きく近づくと言って良いでしょう。

戦型は糸谷八段の阪田流向かい飛車。藤井聡太戦稲葉戦でも指している形です。

図から△32金と形を整えた手に対し、先手は▲77角と局面を動かしにいきます。以下、△43銀、▲45歩に△同歩(図2)が驚きの一手。

飛車を取らせても一歩得と低い陣形を活かして戦えるという判断です。進んで図3。

△54歩は次に△55歩、▲同銀、△47歩成を狙っているため、▲24飛車、△23歩、▲25飛車と横利きで受けます。進んで図4。

図で①▲11飛車成は、△68角成、▲同銀、△21金打と飛車を捕獲された時に後手玉が固いのを気にしたと思いますが、以下▲21同龍、△同金、▲86香のような手もありました。次の▲65角の数の攻めがありますが、①△74歩は▲65銀、△73桂、▲74銀、△85桂、▲同桂、②△64歩は▲45桂、△同桂、▲同銀、△14馬、▲75桂、△71桂、▲56角のような順があります。

本譜は②▲31飛車成、△68角成、▲同銀、△21金打、▲61龍、△同銀左から進んで図5。

図から①▲83桂成、△同銀、▲同飛車成、△72金、▲82銀、△同金、▲62銀成、△同金、▲同角成、△同玉、▲82龍、△72桂、▲54銀と進めれば、以下△69角にも▲88玉と寄って詰まないため先手勝ちでした。

本譜は②▲65桂、△74金、▲62銀成、△同金(図6)

図から①▲83桂不成、△82玉、▲62角成、△85金、▲71桂成、△83銀、▲81成桂、△同玉(△93玉は▲97桂)、▲63馬とすれば、合い駒を使うと、先手玉の詰めろ(△69馬、▲同玉、△77桂、▲78玉、△89銀、▲77玉、△78飛車、▲66玉、△76飛車成)が消えます。

しかし、「Ⅰ」△72銀は▲73桂不成、△92玉、▲85馬が詰めろ逃れの詰めろ。

「Ⅱ」△92玉は、▲82金、△同玉、▲73桂成、△92玉、▲83成桂、△同玉、▲74銀、△93玉、▲85銀で先手玉は詰まず、後手には▲84銀、△同玉、▲74金以下の詰めろがかかっており先手勝ちでした。

本譜は②▲53桂成、△同金、▲同角成、△82玉、▲63桂成、△61銀で後手玉が寄らなくなり、以下▲75飛車、△85桂(投了図)で後手の勝ちとなりました。

難解な終盤戦を制した糸谷八段が挑戦者争いを一歩リード。今後も目が離せません。

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