NHK杯 加藤桃子奨励会初段ー森内俊之九段 観戦記

NHK杯 加藤桃子奨励会初段ー森内俊之九段戦を振り返ります。

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女流棋士が永世名人に挑む注目の一戦。

戦型は雁木対▲37銀となりました。先手の▲77角が早いため△72飛車の変化が生じています。

図から①▲78銀として、▲35歩の仕掛けを狙う方が▲37銀との相性は良いと思いますが、本譜は②▲78金。以下進んで図2。

図から▲34歩、△同銀、▲55銀と仕掛けていきますが、△43銀、▲34歩、△22角で受かっています。進んで図3。

先手の55銀が銀バサミの形となってしましました。銀を助けるには▲33歩成しかありませんが、以下①△同桂、▲44銀、△65歩、▲43銀、△66歩、▲32銀成に△35角の王手飛車があり、後手勝勢でした。

本譜は②△同金、▲45桂、△55歩、▲33桂成、△同角、▲23飛車成で後手良しながら少しアヤの残る形に。進んで図4。

73歩と53歩の拠点ができたのが大きく図では先手有利になっています。

図から①▲34歩、△同銀、▲35歩、△43銀、▲21角、△42飛車、▲34金とガリガリ攻めて行けば先手優勢でした。以下、△32銀打には▲43金、△同銀、▲72銀、△同銀、▲同歩成、△同金、▲43角成、△同飛車、▲52銀のような筋があります。

本譜は②▲36龍、△34歩、▲37歩としたため、△73桂で後手は受けやすくなりました。進んで図5。

後手陣は如何にも危ない形ですが、△42銀が鉄板流の受け。以下、①▲52銀、△同金、▲同歩成、△同玉、▲32金(▲54龍は△53飛車)、△45角で後手受け切り。先手陣はカベ銀のため、飛車を渡すとすぐに寄ってしまうのが辛いところ。

代えて②▲75歩、△63銀、▲32銀、△53飛車、▲41金、△62玉、▲42金なら先手も戦えました。

本譜は以下後手の勝ち。加藤奨励会初段は残念でしたが、永世名人相手に優勢の局面もあり、強さを見せた1局でした。

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