順位戦A級 久保利明王将ー羽生善治竜王 観戦記

順位戦A級 久保利明王将ー羽生善治竜王戦を振り返ります。

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久保王将の先手三間飛車に後手は急戦調の駒組。先手が早めに▲67銀と上がったことが急戦を誘発しています(▲68銀型で待っていれば、急戦は仕掛けづらい)。

図から①△73桂として△65歩を狙うのが一般的ですが、本譜は②△72飛車。羽生竜王らしい曲線的な指し方です。

以下、▲65歩、△同歩、▲同銀、△66歩、▲68飛車、△86歩、▲同歩、△75歩、▲66飛車、△76歩、▲同飛車から決戦となりました。進んで図2。

▲63歩は対抗形でよく出てくる手筋で、①△同金は▲64歩、△同金、▲73歩成、△同銀、▲72飛車と先手先手で攻められてしまうため、②△51銀と引くよりありません。

以下、▲73歩成で、歩で銀を取れる形ですが、後手も△57桂不成で、攻めの桂馬で金を取ることができるため難解な勝負。進んで図3。

図から▲66角と打ち、△55歩(放置は▲22角成~▲41龍が厳しい)に▲78銀として馬が捕まっています。

しかしそこで△68歩が切り返しで①▲同金なら△79馬と逃げることができますが、6筋に歩が立たなくなった瞬間に②▲65香と、この辺りは虚々実々の攻防です。進んで図4。

図から▲41龍、△同玉、▲52金が鋭い手で、①△同金なら▲同成香~▲54角成で寄り筋となります。しかし②△32玉で24に逃げるルートがあるため、後手が凌いでいる局面に。進んで図5。

△56飛車が決め手で、以下①▲42金、△33玉、▲25金と上部を厚くしても、△16飛車、▲同玉、△15飛車、▲26玉、△25飛車、▲同玉、△35金、▲16玉、△15歩、▲17玉、△16歩、▲18玉、△25桂以下後手勝ち筋となります。

本譜は②▲36金に△53金、▲同金、△66飛車と角を取った手が△25桂以下の詰めろとなっており、以下後手の勝ちとなりました。

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