藤井聡太七段ー菅井竜也王位(棋王戦)観戦記

藤井聡太七段ー菅井竜也王位(棋王戦)戦を振り返ります。

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(解説動画は以下を御覧ください。)

戦型は菅井王位の先手中飛車に。対して後手はシンプルに銀を繰り出す戦法。

これは△44銀と繰り出す急戦(参考:佐藤ー久保戦)と併せて、後手番としてはかなり有力な戦法で、図1は既に個人的には後手自信のある局面です。(▲56銀が中途半端になりやすい)

図から△86歩、▲同歩、△75歩、▲同歩、△同銀、▲38銀、△76歩、▲68角、△54歩、▲78金、△55歩、▲45銀、△88歩、▲同金、△86銀、▲74歩(図2)※途中△88歩では単に△56歩も有力でした。

図では①△56歩と金取りに突く手もあり、以下「Ⅰ」▲73歩成や「Ⅱ」▲46角なら△85飛車が幸便になります。また、「Ⅲ」▲同銀(△88角成なら▲46角が飛車角両取り)と取る手には、△97銀成、▲同金、△89飛車成があります。

本譜は②△75銀から進んで図3。

捌き合いになりましたが、77金が遊んでいることもあり、後手優勢の局面。

図では①△57桂、▲39金、△68飛車成とした方が、先手玉が薄くなり、後手としては勝ちやすい展開でした。本譜の②△69飛車成には▲58銀打で実戦的には後手が嫌な局面に。進んで図4。

図の▲62歩が手筋で、①△同金なら▲73歩成、△同金、▲62銀が厳しい一手になります。しかし、本譜の②△71金では金が守りに利かなくなり、先手優勢。以下、先手の勝ちとなりました。

菅井王位の振り飛車らしい指し回しが参考になる1局でした。

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