王将戦 羽生善治竜王ー広瀬章人八段戦 観戦記

王将戦 羽生善治竜王ー広瀬章人八段戦を振り返ります。

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竜王戦での対戦の可能性もある2人の対戦となりました(解説動画はこちら)。

戦型は5手目▲77銀対飛車先切らせ△73銀型に。
叡王戦が行われた4月頃によく指された戦型ですが、久しぶりに見ました。

本局は以下、稲葉ー佐藤天彦戦とおなじように先手が▲34飛車と横歩を取る手を選択し、進んで図2。

先手は飛車を28に引かずに▲46歩~▲66銀と突っ張ったのが工夫でした。

飛車が24のままだと、△26歩で飛車を捕獲されるような手が気になりますが、この場合、▲45歩、△同桂、▲25飛車のような反撃があります。進んで図3。

先手は24に飛車を置いたままにした効果で、▲45歩(△同桂は▲46歩)で角を引かせてから▲54飛車と歩を取ることに成功。この辺りは先手の作戦がうまくいっていると言えます。進んで図4。

△88歩は手筋で、①▲同金なら、△54金、▲74歩、△45桂のような形で中央を狙われた際に88金が働かない駒となります。

従って本譜は②▲74歩、△89歩成、▲73銀と攻め合います。以下、△同角、▲同歩成、△75銀(図5)

図では①▲75同飛車で明快に先手良しでした。以下、△同銀、▲35角に、「▲Ⅰ」△42金は▲96角が好打。「Ⅱ」△44歩は▲62角があります。

本譜は②▲85歩、△同飛車、▲96角、△76銀、▲85角、△同銀と進みましたが、角を取られたのは大きかったです。進んで図6。

図では①▲34桂、△52玉、▲22桂成、△同金、▲54銀で先手優勢。

本譜は②▲68金と逃げたため、△79飛車、▲48玉、△26桂が厳しく入りました。以下、進んで図7。

図から△64金が受けの好手。以下、龍を逃げると銀を取られてしまいますので、▲同龍しかありませんが、△同銀が詰めろとなり、以下後手勝ちとなりました。

広瀬八段が一瞬の隙を突いて逆転勝ちを収めた1局でした。

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“王将戦 羽生善治竜王ー広瀬章人八段戦 観戦記” への2件の返信

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