王将戦 佐藤天彦名人ー西尾明六段戦 観戦記

王将戦 佐藤天彦名人ー西尾明六段戦を振り返ります。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

図まで実戦例の多い形。直近では、竜王戦 澤田ー畠山戦で指されており、その対局は以下、①△44銀と逃げました。

本譜は②△22銀で、金沢―石田戦で指されています。以下、▲35歩に△44歩、▲34歩、△45歩、▲同銀、△43銀、▲69飛車と進みました。この辺りは手が広く研究課題と言えます。進んで図2。

後手が34歩を掃うことを含みに飛車の横利きを通しつつ攻めてきたところ。

図では①▲66銀で、△46角、▲74歩、△同飛車、▲82角で香得が確定し、先手優勢でした。本譜は②▲79玉と引きますが、以下、△34銀、▲64歩、△86歩、▲同歩、△76歩(図3)

図の△76歩が厳しい一手でした。以下、①▲同銀は、△99角成、▲63歩成、△86飛車、②▲66銀は△同角、▲同飛車、△65銀、▲69飛車、△45銀、▲同歩、△66桂があります。

従って本譜は▲63歩成ですが、△77歩成とボロッと銀を取られたのはあまりにも痛いです。以下、▲同桂、△66桂、▲62と(図4)

図では①△76銀が明快でした。以下、受けるには▲66飛車ぐらいですが、△同角、▲63角に△39飛車、▲69歩、△45銀で後手玉に詰めろが続かず後手勝ちでした。

本譜は②△65桂、▲66飛車、△同角、▲65桂、△33銀、▲68玉、△99角成、▲44桂(図5)

途中△33銀がどこかで指したい味の良い一手で、後手玉の逃げ道が格段に広くなります。対して、▲68玉~▲44桂が流石の勝負手でした。

後手玉への迫り方が難しく、先手が全然ダメかと思っていましたが、▲44桂のような迫り方があるのですね。

図では①△同馬、▲同銀、△同飛車のようにあっさり指す手もありましたが、本譜は△76香。

以下、▲53桂成、△31玉(取ると▲52桂成以下寄り)、▲32桂成、△同玉、▲65角、△22玉、▲76角、△66桂、▲32金、△12玉、▲21金、△78桂成、▲58玉(図6)

図では①△67銀という妙手がありました。以下、▲同角に△68成桂がまた好手で、▲同玉、△77金、▲59玉、△21玉とすれば▲76角が無くなっており、先手玉は一手一手の寄りで後手勝勢。

本譜は②△68成桂、▲47玉以下進んで図7。

図の▲26歩が決め手で、①△同飛車成には▲25桂と取れるようになり以下詰みとなります。他に適当な受けもなく、以下先手勝ちとなりました。

名人が流石の終盤力で逆転勝ちとなりました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

“王将戦 佐藤天彦名人ー西尾明六段戦 観戦記” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。