王将戦 広瀬章人八段ー深浦康市九段戦 観戦記

王将戦 広瀬章人八段ー深浦康市九段戦を振り返ります。

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竜王戦挑戦者決定3番勝負で対戦中の両者が王将戦でもぶつかりました。

ここまで深浦九段自身が採用した竜王戦 三浦ー深浦戦と同様。
また一昨日の叡王戦 土佐ー橋本戦でも指されている流行の形です。

図から①▲37桂が一般的ですが、本譜は②▲35飛車。以下、後手は△88角成~△33桂と飛車を2筋に戻らせないようにします。進んで図2。

ここは①△44角と打つべきでした。以下、▲77角、△35角、▲86角、△44角、▲77角、△同角成、▲同銀、△45桂、▲48銀、△86歩、▲88歩、△15角が一例で難解な将棋。

本譜は②△84飛車と引きましたが、▲66角が好打になりました。
以下、△24飛車、▲25歩、△74飛車、▲77銀(図3)

先手からは次に▲37桂~▲45桂が分かりやすい狙いです。対して後手は飛車が使いづらく打開の手段が難しい局面。進んで図4。

後手は△93桂で先手の飛車を85に回らせないようにして、次の△26角を狙いますが、先手からも▲95歩の攻めがあります。進んで図5。

図では①△88歩が有力でした。以下、「Ⅰ」▲同銀は△12角、▲55飛車、△66歩が厳しいため、「Ⅱ」▲同金ですが、△54飛車、▲同飛車、△同歩、▲91角成、△79飛車は以下▲68玉、△49飛車成、▲59飛車、△同龍、▲同玉、△79飛車、▲68玉以下千日手が濃厚でした。

本譜は②△26歩ですが、▲91角成、△29角、▲46香、△38角成、▲同銀、△54飛車、▲55角、△39金、▲45桂、△同桂、▲同香、△64桂(△38金は▲64桂)、▲同角、△同飛車、▲37銀(図6)

一直線で図まで進むと先手優勢。

以下△88歩、▲同銀、△66歩、▲同歩、△44歩に▲46銀が好手で、△45歩、▲55銀と手に乗って銀を進めて、▲44桂等の狙いが厳しく残ります。進んで図7。

図から▲53飛車成、△同銀、▲43香が鋭い寄せ。以下、①△同金は▲32銀があります。本譜は②△51玉以下進んで図8。

後手は角しか持っていないため、単純な王手が厳しい手でした。

図では①△73玉の方が粘りはありましたが、▲65桂で先手有利は変わりません。本譜は②△63玉に▲52銀が厳しく、△同金、▲同龍、△54玉、▲65桂、△35銀(図9)

△35銀はハッとする手で、①▲同歩は△45玉で難しくなりますが、②▲56金が冷静な一手。以下、△44玉、▲35歩、△同玉、▲32龍、△34歩、▲45銀で投了となりました。

先手が落ち着いた指し回しで制勝となりました。

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