銀河戦 丸山忠久九段ー千田翔太六段戦 観戦記

銀河戦 丸山忠久九段ー千田翔太六段戦を振り返ります。

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図は現代角換わりの基本形。かの有名な△77飛車成が炸裂した竜王戦 石田直裕ー藤井聡太戦と同一局面です。

図から①△31玉は▲25桂を誘発する面もあるため、②△52玉と寄りました。

以下、▲88玉、△42玉に▲45銀、△63銀、▲25桂と仕掛けましたが、この展開なら図1から△31玉と引くより明らかに後手が得(以下、▲45銀、△63銀、▲25桂、△22銀、▲34銀、△42玉に▲88玉と上がった計算になるため)しています。流石千田六段はよく研究していますね。

進んで図2。

先手は▲34銀と歩をかすめ取った後、56まで銀を引きつけました。桂を取られても▲24歩と伸ばせば問題無いという読みです。図から後手は、△54歩~△62玉~△72玉と右玉に組み替えました。進んで図3。

図は後手が桂得ながら▲24歩のプレッシャーが大きく指しづらい局面。図から△53桂と打って打開しにいきました。進んで図4。

図から△77角成、▲同金、△76歩、▲同金、△75歩、▲同金、△66銀と攻めて行きますが、▲79飛車で歩切れの後手が苦しい展開。進んで図5。

図では①▲87同金と取り、△76銀打、▲同金、△同銀に▲85歩が好手で、以下「Ⅰ」△87金、▲79玉、△65銀、▲84歩、△49飛車、▲69角は先手受け切り。「Ⅱ」△85同飛車、▲同飛車、△同銀は▲84桂、△82玉、▲37角、△55歩、▲87歩で△86歩には▲55角が歩切れを突いて厳しくなるため先手有望でした。

本譜は②▲79玉、△86飛車で難解な形勢。進んで図6。

図では①▲41角と打てば明快でした。△53玉と寄るぐらいですが、そこで▲69角、△67飛車、▲77歩、△69飛車成は、▲52飛車、△同金、▲65桂、△64玉、▲73銀、△65玉、▲56銀、△75玉、▲76歩、△85玉、▲97桂でぴったり詰みとなります。

本譜は単に②▲69角としたため、△67飛車、▲77歩、△69飛車成で後手玉が詰みづらい形に。しかし…。進んで図7。

図で①△51玉と逃げれば後手玉は詰みません。本譜は②△42玉に▲53銀で投了。

▲53銀のタダ捨てが好手で、「Ⅰ」△同玉は▲52飛車以下、「Ⅱ」△31玉は▲81飛車に合駒が悪く、即詰み。

まさかの大頓死で先手の逆転勝ちとなりました。

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