叡王戦 藤井聡太七段ー木下浩一七段戦 観戦記

叡王戦 藤井聡太七段ー木下浩一七段戦を振り返ります。

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図の▲48銀は珍しい一手。代えて▲25歩と決めれば、△33角とすると思われますので、本譜の展開にはなりませんでした。

相手が振り飛車党と見て、保留したのかもしれません(振り飛車党に▲25歩を決めると向かい飛車の余地が生まれる)。

図以下、△42銀から2筋を受けない雁木となりました。進んで図2。

図の△33桂はやや危険な一手で、▲45歩と突く手が生じました。同様の筋は先日の順位戦B級1組山崎ー行方戦でも出てきました。

対して①△同桂は▲46歩で桂が死んでしまいますので、②△同歩と取りますが、▲44歩、△52銀(図3)と大きなクサビが入りました。

図では①▲36歩、△31角、▲35歩、△同歩、▲38飛車とすぐに動いていく手が勝りました。以下、△64角、▲35飛車、△34歩、▲同飛車、△19角成、▲36飛車、△34歩、▲同飛車、△29馬、▲43歩成、△同金、▲33角成が一例で先手優勢。

本譜は②▲88銀以下、▲26飛車~▲36飛車~▲34飛車と歩を取りに行く構想を見せました。進んで図4。

図では①△62銀~△53銀で▲44歩を除去する手を見せておけば難しい将棋でした。

本譜は②△46歩、▲56銀、△38歩と動きますが、▲16歩~▲17桂と手に乗って捌くことができ、先手優勢に。進んで図5。

図では①▲35飛車と引いて▲25桂を狙うのが一般的ですが、②いきなり▲25桂、△同桂、▲32飛車成と切り込んでいきました。

以下、△同玉、▲43歩成、△同玉(△同銀は▲33金)、▲11角成に、①△53銀直なら、▲45香、△44桂、▲35金、△52玉、▲44金、△71金でもうひと粘りできそうでした。

本譜は②△33歩としたため、▲45香、△44桂、▲21馬で寄り筋となりました。最後はぴったり即詰みに(図7)。

藤井七段が63手の短手数で快勝しました。叡王戦は四段予選から七段予選に飛び級となっていますが、今期も本戦入りを期待したいですね。

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