叡王戦 澤田真吾六段ー八代弥六段戦を振り返ります。
戦型は角換わりから後手が早めに角を据えて7筋を交換する展開で、名人戦第3局羽生ー佐藤戦が類型になります。図から▲58玉で上記対局とは異なる展開に。進んで図2。
図から▲25桂、△42銀、▲66歩で先手優勢に。進んで図3。
図から▲44歩は筋の攻めですが、△同歩、▲43歩、△同金、▲45歩、△32玉が粘り強く、容易には崩れません。進んで図4。
図では①▲44歩、△同金、▲45歩、△同金、▲46歩、△44金、▲73銀が好手で攻めが続きます。
本譜は②▲35歩以下進んで図5。
図では①▲34歩が有力でした。△同金なら▲43銀があります。本譜は②▲63歩~▲23銀と攻めますが…
図から△53玉と逃げて後手玉が寄りづらい形となりました。以下▲44歩と取りこみますが、4筋の歩が切れたため後の△46歩が厳しくなり、後手勝ちとなりました。