王将戦 飯島栄治七段ー阿部隆八段戦を振り返ります。
戦型は相掛かりとなりました。図から▲23歩が最近見るようになった手。昔は直接的過ぎて指されなかったですが、ソフトが好むために評価されるようになってきた手です。しかし直ぐに決まるわけではありません。以下進んで図2。
▲66角は一瞬ヒヤッとする手ですが、△89飛車成には▲24飛車があるため問題ありません。進んで図3。
図では①△65桂、▲46歩、△54飛車が勝りました。以下、▲25飛車には△13桂と逃げる手があります。
本譜は②△29歩成、▲21と、△65桂としたため、▲46歩、△54飛車、▲25飛車で先手優勢となりました。以下先手勝ちとなりました。