第77期順位戦C級1組 藤井聡太七段ー西尾明六段戦 結果速報(観戦記)

第77期順位戦C級1組 藤井聡太七段ー西尾明六段戦を振り返ります。

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戦型は横歩取りの青野流となりました。昨日の竜王戦 三浦ー深浦戦に引き続きの出現。

西尾六段は同じく順位戦の増田ー西尾戦でも青野流に対する△62玉型を採用しており研究が伺えますが、藤井七段としても想定していた戦型でしょう。

図以下、藤井七段は▲96歩と突きました。この手は▲77桂と跳ねやすくする意味があります(▲96歩を突かずに▲77桂は△87歩で角が死ぬ)。
加えて、相手の手を見て①▲36歩と突くか②▲36飛車と引くか決めようというような意味もあるかと思います。

対して△94歩と受けましたが、藤井七段は端の交換は得だと見ているのではないでしょうか(実際本譜は端攻めが実現しました)。

以下、▲36歩に△82歩は上記の増田ー西尾戦でも出た手。しかし狙いの▲77桂が実現し、△76飛車に▲37桂(図2)で、両方の桂馬が5段目に飛んできそうな形で、後手としては嫌な展開と言えます。

図から△55角と出た手に対し、①▲45桂、△33歩、▲53桂成、△同玉、▲65桂、△62玉、▲55角、△34歩、▲11角成と華々しく勝負する手もありましたが、本譜は②▲87金。以下進んで図3。

狙いの端攻めが実現しました。①△同歩は▲92歩、△同香、▲76歩、△74飛車、▲同飛車、△同歩、▲91飛車と打ち込む手が生まれます。

本譜は②△44角以下進んで図4。

図から▲36歩が「敵の打ちたいところに打て」の格言どおりの一手で、△同飛車と取らせることで、△36歩の桂取りを防ぐことができます。

以下、①▲21飛車成が有力で、△26飛車なら▲同龍、△同角、▲56飛車がぴったりの一手になります。

本譜は②▲34歩以下進んで図5。

図は①△37歩と打てば後手有望でした。以下、▲29銀に△25飛車の両取りがあります。本譜は②△35飛車に▲46金が手厚い一手。以下進んで図6。

図から▲39金、△38銀に▲28金が受けの好手で、後手の攻めをいなすことができます。

以下①△39銀不成、▲29金、△48飛車、▲69玉、△38歩成ならその瞬間後手の攻めが重いため、▲41飛車で先手優勢となります。

本譜は②△39飛車に▲65桂(図6)が図2の時点から思い描いていた天使の跳躍。

以下△88角成、▲同銀、△78角、▲59桂、△89角成、▲41飛車、△78馬、▲53桂左成、△72玉、▲61飛車成、△83玉、▲65角(図8)で投了。

藤井七段が連勝対決を制し、無傷の3連勝となりました。

 

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