朝日杯 大橋貴洸四段ー知花賢アマ戦を振り返ります。
当ブログでも何度か紹介している、角換わりの最新形(参考:コンピュータ将棋、永瀬ー青嶋戦等)。
本局は図から△65歩と仕掛けました。以下、▲同歩、△同桂、▲66銀、△64歩までは1つの形。以下、▲46角、△45歩、▲同銀、△47歩’(図2)
昨日の新人王戦八代弥六段ー藤井聡太七段戦でも出てきたお馴染みの手筋。
以下▲38金、△45銀、▲同桂、△44銀、▲24歩、△45銀に①▲64角なら難解でしたが、本譜は②▲55角。
以下、△24歩、▲63歩、△72金、▲11角成に△33桂がこの場合の手筋(図3)。
一段飛車では常にこのような桂を跳ねて馬に当てる筋があります。(参考:羽生ー宮田戦の変化でも言及)
以下、▲12馬と後手を引くのが辛く、△44角(▲55銀打には△54桂や△57桂成のような筋がある)で後手優勢に。そのまま後手勝ちとなりました。
高勝率の大橋四段相手に最新形から快勝された知花さんの強さが光りました。
“朝日杯 大橋貴洸四段ー知花賢アマ戦 観戦記” への2件の返信