新人王戦 八代弥六段ー藤井聡太七段戦 観戦記

新人王戦 八代弥六段ー藤井聡太七段戦を振り返ります。
新人王戦にも関わらず、「朝日杯優勝経験者同士の対決」という豪華なカードとなりました。

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図は流行形から△65歩と突いたところ。代えて、△81飛車が多いところでしたので、やや意外な手です。

対して、①▲35歩と仕掛けていったのが昨年の順位戦A級渡辺ー豊島戦で、先手が勝っているため、選びやすい手ではありました。

本譜は②▲56銀、△81飛車、▲66歩(図2)

ここで①△54銀なら昨日の斎藤ー渡辺戦と同じような進行が予想されましたが、本譜は②△66同歩。

まあ図2で△54銀とやるなら初めから△65歩とは突かないでしょう。進んで図3。

△47歩がこの戦型でよく出てくる手筋(参考:石田ー藤井戦等)。

対して①▲同金は△38角の筋がありますし、②▲同銀は5・6筋が薄くなるため、本譜は③▲38金。以下、△93角からねじり合いに。進んで図4。

▲35歩は筋の一手で、いよいよ局面が動き出します。この局面で既に75手ということが、ねじり合いの長さを物語ります。

図4で①△88歩は有力でした。この局面だと手抜きづらいですが、▲同銀・同金のいずれも△66歩がプレッシャーになります。

本譜は②△64角から進んで図5。


※図4と違い、△88歩に取ってはくれません。

図の▲74歩が手筋で、①△同金は▲52角が両取りとなります。

従って本譜は、②△36桂、▲73歩成、△48桂成、▲74と、△同金、▲52角、△89歩成、▲74角成(図6)と激しい攻め合いに。

※なお、途中「Ⅰ」▲73歩成では「Ⅱ」▲37金、△48桂成、▲73歩成、△89歩成、▲35歩が勝りました。

図で△63金が粘り強い一手。以下、①▲52金、△33玉、▲63馬、△同銀、▲35歩、△同銀、▲34歩、△同玉、▲25金のような手はありますが、△43玉で捕まりづらい形。

本譜は②▲35歩ですが、△74金~△47歩成で後手優勢となりました。進んで図7。

先手も食らいつきますが、後手の受けが冷静。図で▲52銀とからみましたが、詰めろになっておらず、△76歩以下後手の勝ちとなりました。

強敵に勝利し、ベスト8に。次戦以降も強敵が続きますが、最後の新人王戦を是非有終の美で飾ってほしいと思います。

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“新人王戦 八代弥六段ー藤井聡太七段戦 観戦記” への2件の返信

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