JT杯 松尾歩八段ー豊島将之棋聖戦を振り返ります。
ここまで竜王戦の深浦ー豊島戦と同じ進行。本局は図から△84飛車と引き、先手も後に▲87歩と受ける手を選択したため、異なる展開に。進んで図2。
お互い3筋と7筋を取り込み合い、▲35飛車と寄ったところ。図では①△74飛車もありましたが、本譜は②△88角成、▲同銀、△44角と動きを見せました。進んで図3。
図は後手玉のコビンを狙われており、危ない局面ですが、△88角成、▲同金、△15銀が切り返しでした。進んで図4。
図は手が広いところですが、△62玉と寄ったのが戦場から遠ざかる実戦的な好手。以下、▲55角、△44歩、▲23飛車成に△14角(王手飛車)で後手優勢に。以下後手勝ちとなりました。
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