C級2組順位戦 八代弥六段ー佐藤和俊六段戦を振り返ります。
戦型は後手が三間飛車から袖飛車に振り直し、雁木となりました。図から△75歩と仕掛け、▲86歩、△97桂成から進んで図2。
△39角と決断の一手を放ちます。以下、▲38飛車、△66角成、▲同歩、△75銀(図3)
図ではとにかく①▲86香として急所の86を埋める必要がありました。
本譜は②▲55桂に△86香が刺さり、▲78金、△87香成、▲同銀、△86歩と執拗に弱点を攻められました。後手玉が安定しているもの大きく、以下後手勝ちとなりました。