第26期銀河戦 藤井聡太四段ー平藤眞吾七段戦を振り返ります。
雁木模様の出だしとなりました。驚くべきは、この将棋は1年前の将棋であるにも関わらず、現在流行している雁木に対する▲37銀戦法を採用しているところです。常に最先端の研究をしていることが伺えます。
本局は図から後手が四間飛車にする所謂陽動振り飛車となりました。進んで図2。
駒組が進み、▲55歩から仕掛けました。進んで図3。
図から▲66歩、△同歩、▲65歩、△42角、▲57銀が一連の好手順で、後手の好位置の角をずらすことに成功します。進んで図4。
桂得が確定し先手優勢。後手の43・32の金銀が遊んでいるのに対し、先手の金銀は全て玉側にいるのも大きいです。以下先手快勝となりました。