第44期棋王戦挑戦者決定トーナメント 羽生善治竜王ー宮田敦史七段戦 観戦記

棋王戦挑戦者決定トーナメント 羽生善治竜王ー宮田敦史七段戦を振り返ります。

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戦型は相掛かりの▲68玉型となりました。稲葉八段が愛用している形です(稲葉ー千田戦等)。

対して後手は△84飛車型を選択し、先手は▲25飛車型を選択しました。進んで図2。

ここで▲22角成としましたが、一手損になるため、後手としてはまずまずでしょう。以下、進んで図3。

ほぼ先後同型で、ここから①△54歩、▲58玉、△44銀、▲56歩、△53銀、▲66角(図4)と進みます。代えて②△65歩もあったところです。

場合によっては千日手もあり得る局面でしたが、先手は▲66角と打開します。本局の命運をかけた一手と言えるでしょう。

以下、△44歩に▲68銀と角の退路を確保した後、▲45歩から攻めていきます。進んで図5。

図では①△34同銀と取ってしまう手もありました。右玉特有の手で、以下▲11角成、△33桂、▲12馬、△55歩で香損でも後手の攻めが受けづらいです。

本譜は②△22銀と引きましたが、最後までその銀が残ってしまう展開となりました。以下、▲46銀左、△75歩、▲同歩、△同銀、▲44角、△66歩(図6)

図は△66歩と先手玉の急所のコビンを攻められたところですが、▲74歩が厳しい一着でした。

取ると▲62角成があるため、△67歩成、▲同金、△85桂と逃げましたが、▲57金右(図7)がお互いの急所の6筋に圧力を加える決め手となりました。

図以下は、△76歩、▲66金右、△同銀、▲同金、△44飛車、▲同歩、△77歩成、▲73銀、△同金、▲同歩成、△同玉、▲74歩、△同玉、▲72飛車、△73銀、▲75金打、△83玉、▲32飛車成で先手勝ちとなりました。

厚みを築く指し回しが参考になる一局でした。

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