第31期竜王戦決勝トーナメント 深浦康市九段ー豊島将之棋聖戦 観戦記

竜王戦決勝トーナメント 深浦康市九段ー豊島将之棋聖戦を振り返ります。

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戦型は相掛かり▲68玉型となりました。同日に行われた羽生ー宮田戦と同様の戦型。

相掛かりが増えている背景には、先日豊島八段が棋聖を奪取した「棋聖戦第5局羽生ー豊島戦」のように、先手角換わりが容易ではなくなっていることが挙げられると思います。

さて、図では2筋を交換して、▲26飛車と引くことで76歩を守るのが普通の考え方(参考:A級プレーオフ稲葉―羽生戦)ですが、本譜は▲36歩。

以下後手は横歩を取ると▲82歩の反撃があるため、先手に▲87歩を打たせてから取りたい、と言うことで9筋を突いて待ちます(図2)。

図ではあくまで△34歩と突いて、86に飛車を置いたまま戦う手もありましたが、本譜は△84飛車。

以下、▲47銀、△34歩、▲48金、△74歩、▲22角成、△同銀、▲88銀(図3)。

▲22角成では▲87歩と普通に指す手もありました。

 

図から△75歩、▲同歩、△35歩、▲同歩、△39角、▲38飛車、△48角成、▲同飛車、△36歩、▲同銀、△26金(図4)

後手が突如仕掛け、激しい展開となりました。

図では一本①▲85歩と利かすのも有力でした。△同飛車なら、▲45桂、△36金に▲77桂と先手で跳ねることができます。

本譜は②▲45桂、△36金以下、後手は△44歩~△45歩で桂を取りに行きましたが、▲44桂の傷が残るため、△33桂で45桂を取りに行った方が良かったようです。進んで図5。

図は先手優勢。図では▲91角成もありましたが、本譜は▲65桂、△63飛車、▲44角、△43金、▲22角成、△64飛車、▲21馬、△54銀、▲73桂成、△同桂、▲75銀、△65飛車、▲64桂、△42玉、▲76銀(図6)

急所の64に桂を打たれ、飛車を捕らえられては後手敗勢と思われましたが、ここから△33玉、▲73歩成、△75飛車、▲同銀、△34玉と入玉含みに粘ります。

以下一時相入玉で引き分けかと思われる場面もありましたが、最後は先手の勝ちとなりました。

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