B級2組順位戦 永瀬拓矢七段対藤井猛九段戦 観戦記

B級2組順位戦 永瀬拓矢七段対藤井猛九段戦を振り返ります。戦型は角交換四間飛車となりました。

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先日の叡王戦川上ー窪田戦が類型となりますが、ありがちな形で研究しがいのある局面と言えるでしょう。本局は右辺に手をかけているのが、上記対局との違いです。

ここから本譜の仕掛けを警戒してバランスを取るのであれば①▲48金でしたが、本譜は②▲58金。

以下、△44銀、▲56歩に△35歩、▲同歩、△55歩、▲同歩、△同銀(図2)と仕掛けていきます。

ここで▲48金と備えますが、それでも△36歩、▲45桂、△15角、▲59角、△65桂(図3)と攻めて行きました。

一見先手が苦し気に見えますが、後手も守りの桂で攻めているため、難解な形勢。

ここでは強く①▲16歩と催促する手もありました。△48角成しかありませんが、▲同角、△57金、▲同角、△同桂成、▲53金、△73金、▲77角が一例で、銀取りが受けづらく先手も指せました。

本譜は②▲54歩、△同金、▲56歩、△44銀、▲24歩、△37歩成、▲同金、△57桂成、▲23歩成、△58歩、▲77角、△37角成、▲22と、△47馬、▲23飛車成、△46馬(図4)と一直線の攻め合いに。

▲23飛車成の途中下車が痛く、先手が苦し気に見えましたが、ここから▲11と、△69銀、▲21龍が好手順でした。

以下、△78銀成、▲同銀、△68成桂に▲85桂(図5)が鋭い寄せ。

①△85同歩は、▲84香、△83桂、▲61龍、△同銀、▲83香成、△同玉、▲81飛車、△82金、▲84金が一例で後手玉は詰みとなります。

しかし本譜の②△62金打の粘りにも、▲52銀が好手で、「Ⅰ」△同金上は▲83香、△同玉、▲91龍、「Ⅱ」△同金寄は▲61龍で寄りとなってしまうため、「Ⅲ」△71金打と粘りますが、▲61銀、△同金寄、▲52金、△85歩、▲62金、△同金、▲84香以下詰みで先手勝ちとなりました。

永瀬七段の鋭い寄せが光った一局でした。

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