竜王戦 増田康宏六段ー佐藤康光九段戦

竜王戦の増田康宏六段ー佐藤康光九段戦を振り返ります。戦型は一手損角換わりとなりました。

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先手は最有力の早繰銀を選択。ここで後手が△54歩と工夫を見せます。進んで図2。

ここから△45歩、▲同銀、△35歩と進みます。類型では雁木対策②があります。

昔はこういった仕掛けは銀ばさみの形になりやすいため、あまり好まれなかったと思います。しかし現代では一歩交換(等価交換)で、突き違った△35歩が負担として残るため、仕掛けた側にメリットがあるという評価がされていると思います。

加えて本局の場合、直後の▲34歩が厳しい手でした。以下、△42銀、▲24歩、△同歩、▲66角、△55角、▲同角、△同歩、▲66銀(図3)。

先日の増田康宏ー藤井聡太戦高見泰地ー増田康宏戦でもそうですが、増田六段の矢倉の銀は定位置(77)から移動することが多いですね。

図から①△44歩で先手の銀が死にますが、以下▲同銀、△同銀、▲71角、△62飛車、▲同角成、△同玉に▲41飛車と打ち込むスペースがあるため、先手有利となります。

従って本譜は②△43銀と出ますが、▲55銀と出て先手好調。進んで図4。

ここから▲22歩が形を乱す手筋(昨日の羽生ー豊島戦でも出てきました)。

以下、△同金、▲65銀で、▲56角の筋もあるため後手は支えきれません。

本譜は△86歩、▲同歩、△51角と予め▲74銀の当たりを避けますが、▲45桂!(図5)が強手。

銀を逃げても▲55角があるため、取るしかありませんが、▲55角で飛車金両取りが決まりました。以下先手の快勝となりました。

 

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