NHK杯 佐藤康光九段ー塚田泰明九段戦

佐藤ー塚田戦を振り返ります。戦型は先手のダイレクト向かい飛車となりました。

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後手は銀冠を選択。対して先手から▲75歩、△同歩、▲同銀と仕掛けました。

図で△33角がこの形の手筋。以下、▲66角、△74歩、▲33角成、△同桂、▲66銀となれば、単に△74歩と打つより△33桂の分一手得しています。進んで図2。

駒組が進み、▲55歩と仕掛けました。以下、△65歩、▲同桂、△同桂、▲同銀に①△24角なら68の金を睨んでおり、次の△45歩が厳しく後手指しやすい形勢でしたが、本譜は②△55歩、▲73角から馬を作られました。進んで図3。

△15歩が指し過ぎでした。通常は銀冠の方が端が固く端攻めを逆用されることはあまりないですが、本局の場合、▲15同歩、△16歩に▲14桂のカウンターが厳しい一手となりました。進んで図4。

△63銀と馬に当てた手に対して▲54歩が鋭い切り返し。①△同歩は▲63馬、△同飛車、▲54銀と切り込んで14の拠点が大きく先手優勢となります。本譜は②△54同銀ですが、▲同銀、△同歩に▲16香(図5)

▲16香が決め手で端攻めを見事に逆用しました。以下△同銀に▲24香で寄り筋。合い駒をしても、▲13銀、△31玉、▲23香成、△同金に▲52馬が両取りとなります。

本譜は△31玉と逃げましたが、▲52馬に△26歩が詰めろにならず、▲61馬以下先手勝ちとなりました。

端攻めの逆用が参考になる1局でした。

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“NHK杯 佐藤康光九段ー塚田泰明九段戦” への1件の返信

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