王座戦準決勝 永瀬拓矢七段ー渡辺明棋王戦

永瀬ー渡辺戦を振り返ります。戦型は雁木模様からの△43金型となりました。

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△43金型に雁木で対抗するのは三浦ー深浦戦でもありました。本局は▲38飛車と寄って異なる展開となりました。以下、△53銀、▲35歩、△同歩、▲同飛車、△34歩、▲39飛車、△64歩、▲37桂、△86歩、▲同歩、△73桂、▲29飛車、△55歩(図2)。

途中△86歩を突き捨てずに△73桂は▲75歩、△84飛車、▲95角があります。先ほどの菅井ー豊島戦でも同じ筋が出てきており、正に将棋の基本とも言える筋になりますので、覚えておきましょう。

ここで①▲87金もありました。突き捨てを咎めており、以下△54銀▲78玉となればバランスの良い形。永瀬調でもあります。

しかし本譜は②▲36銀△65歩と攻め合いになりました。進んで図3。

ここで▲34歩~▲35歩を避けるため、△53銀、▲34歩、△42角と我慢しましたが、流石に苦しそうな順です。以下、▲24歩、△同歩、▲25歩、△34金、▲24歩、△22歩(図4)と2筋を押さえることに成功しました。

ここは①▲65歩もあったところですが、本譜は②▲75歩、△66歩、▲同角、△64銀、▲74歩、△65桂(図5)

ここがポイントの局面で、①▲35歩、△33金引、▲77桂とすれば、桂交換後の▲34桂が厳しく先手優勢でした。△75銀には▲73歩成があるため、後手はうまく攻めることができません。

本譜は②▲33歩、△同金引、▲25桂、△34金、▲33歩、△同桂、▲同桂成、△同金上、▲25桂、△43金、▲32歩、△同玉、▲33歩、△同金引、▲同桂成、△同金(図6)

先手は金は取れましたが、現代将棋では歩の価値が非常に高くなっており、本譜の順は歩を渡し過ぎでした。歩切れになってしまったのも辛いところです。

図から▲77桂と跳ねましたが△同桂成、▲同角、△65桂で何度でも△65桂のおかわりが来るため先手は受け切ることができず、以下後手勝ちとなりました。

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