千葉ー近藤戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。
互いに4・6筋の位を取り合うのは、深浦ー広瀬戦や松尾ー近藤戦でもありました。
本局は早めに△53角と引くことで3筋の歩交換を防いでいます。進んで図2。
ここから▲15歩、△同歩、▲35歩と仕掛け、△75歩、▲同歩、△86歩、▲同銀、△35歩(図3)と進みました。
図では①▲74歩、△85桂、▲34歩、△同銀、▲85銀、△同飛、▲26桂も有力でした。
本譜は②▲24歩以下進んで図4。
図では①▲77玉と逃げれば次の▲24歩が厳しく先手優勢でした。
本譜は②▲79玉、△88歩、▲77桂で飛車を渡せない形となり、△52金から飛車を取りに来られて後手優勢。そのまま後手勝ちとなりました。