豊島ー広瀬戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。
ここまで先日の豊島ー松尾戦と同様。本局はここで△62金と引きました。以下、▲66角、△22角、▲35歩、△45歩、▲22角成、△同金(図2)
最後△同玉は▲34歩から▲66角を狙って先手良しとなります。図では①▲45銀も有力。
本譜は②▲66角、△46歩、▲15歩、△33角、▲同角成、△同銀、▲14歩、△86歩、▲同歩、△44桂、▲34歩、△同銀、▲35歩、△同銀、▲36歩、△同桂、▲13歩成、△同香、▲同香成、△同金、▲38香、△88歩(図3)
この辺り手が広いところですが、△44桂と打っても△56桂と取る展開にならないのでは後手がイマイチのようです。
△88歩は手筋ですが、ここは①▲同玉と取って先手良しでした。△87歩や△85歩には▲33歩が厳しい一手になり、▲34桂や▲51角の筋があるため先手の攻め合い勝ちが濃厚でした。
本譜は②▲同金ですが、形の乱れが気になります。進んで図4。
ここから▲24角成、△同歩、▲35歩が好手順で以下△同玉、▲26金から銀を抜いて先手が手厚くなりました。以下先手の勝ちとなりました。
“A級プレーオフ 豊島将之八段ー広瀬章人八段戦” への1件の返信