真田ー梶浦戦を振り返ります。戦型は5手目77銀対飛車先切らせ△73銀戦法となりました。
叡王戦で指された戦型です。対して先手は▲66銀と上がり、△64銀~△75銀を牽制する指し方を選択しました(類型はこちら)。進んで図2。
端を攻めていきましたが、結果的にはあまりうまくいきませんでした。先手としては端ではなく中央に手をかける駒組の方が良さそうです。
図以下、△同歩、▲13歩、△同香、▲14香と攻めて行きましたが、△24歩、▲13香成、△同桂、▲14銀に△85香、▲86香、△同香、▲同歩に△85歩(図3)が急所の反撃。
▲同歩は△同飛車から15に回る筋があるため、▲77角、△86歩、▲88歩と辛抱しましたが、後の△75歩が厳しく残り、以下後手快勝となりました。