銀が53にいると▲54銀と捨てる筋は使えませんが、その場合はここで▲56銀と引いておきます。歩の損得はありませんが、後手は35の歩が負担になりやすい形。また、先手から▲33角成、△同桂、▲24歩、△同歩、▲26飛車以下桂頭を狙って▲16角~▲34歩のような筋もあります。
直近では岡部三段ー伊藤女流二段戦で表れています(図2)。
図以下駒組が進みましたが、やはり後手は苦労する展開となりました。進んで図3。
後手は△34銀~△43金と桂頭をカバーしますが、▲45歩~▲46銀がプレッシャーとなります。以下、△86歩、▲同歩、△85歩と攻めましたが、▲44歩、△同金、▲71角、△42飛車、▲45歩、△43金、▲35銀(図4)以下先手快勝となりました。
色々な形で応用が利くので、覚えておきましょう。
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