竜王戦決勝トーナメント 藤井聡太ー都成竜馬戦【戦型予想等】

明日の藤井聡太ー都成戦の戦型予想です。

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両者の対戦は過去3局あり、藤井七段の全勝ですが、3局とも1年前の将棋です。お互いそれからかなり強くなっており、都成五段は振り飛車から居飛車中心の将棋に変わっているため、同じような展開になるとは考えにくいですが、一応振り返っておきましょう。

1局目は相居飛車の力戦型になりました。

図から△74歩がまずく、▲25銀で2筋が受からなくなりました。以下、△34歩に▲77桂が角成を受けつつ銀取りになってぴったり。以下、△55角、▲34銀、△33銀、▲23銀成以下先手快勝となりました。

2局目は都成五段の先手中飛車となりました。

ここから▲65歩、△同歩、▲同銀と攻めますが、△73桂が切り返しで、▲56銀、△64銀、▲68飛車、△65歩で押さえ込まれてしまいました(このように△73桂で切り返す筋は久保ー羽生戦でも出てきました〔参考定跡〕)。

進んで図3。

▲78飛車は▲22角成から飛車を素抜く手を狙っていますが、△76歩が当然ながら好手で押さえ込みが決まり、以下後手快勝となりました。

3局目も都成五段の先手中飛車となりました。

△33銀型の急戦は先日の青嶋ー永瀬戦でも出てきており、有力な作戦です。

ここで△64銀が手筋。①▲74銀と取っても、△44銀や△84飛車があります。従って、②▲54歩、△同歩、▲64銀と取りますが、手数をかけて進めた銀が相手の攻めの銀と交換になるため、あまりうれしい取引ではありません。進んで図2。

△33桂が強い手で、▲35歩が見えていますが、△同歩、▲34歩、△45桂、▲25桂、△24銀打で、以下金桂交換になっても歩得と玉頭の厚みが大きく後手優勢。しかしこの将棋は最後先手に勝ちがありました。進んで図6。

ここで①▲52歩なら次の▲51歩成から▲33歩成や場合によっては▲52とから角を取る手があり先手優勢でした。本譜は②▲33歩成、△18歩に手抜いて▲44歩ならまだ先手優勢でしたが、▲同香としたため、16まで香を吊り上げられて、△25桂、▲同銀、△17金、▲29玉まで決めてから△51玉で銀を取る手を見せて以下後手勝ちとなりました。

以上3局見てきましたが、全体的に藤井七段の序盤戦術のうまさが光ります。最近の都成五段であれば、雁木が濃厚でしょう。ただし、都成五段が後手となると青嶋ー都成戦のような展開や昨日解説した雁木対策のような展開があり、雁木側は相当工夫しなければ互角にするのも大変です。

都成五段が先手であれば、まだ勝ち目はあるかなという感じです。先日の深浦ー藤井戦は結果こそ藤井七段の快勝でしたが、途中▲24歩と仕掛けずに右玉対策のような展開を狙えば先手も戦えます。

振り駒次第ですが、個人的には藤井七段が後手となった時に深浦戦を踏まえてどのような先手雁木対策を取るのかを見たいです。

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