伊藤ー村中戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。
ここまで1筋の付き合いを除けば、近藤誠也ー藤井聡太戦と同じ展開。
その対局はここで△43銀左と引きましたが、本譜は△75歩から仕掛け、以下▲同歩、△65桂、▲66歩、△77桂成、▲同金、△81飛車と進みました。
仕掛けてからの手順は部分的には前例を踏襲しています。
ここで前例のとおり①▲36銀と出ても34に銀がいるため、響きが薄いです。従って②▲26銀、△43銀左、▲35銀と出ましたが右桂が参加していないため、迫力に欠けます。以下△55角ぐらいでも後手優勢でしたが、本譜は△65歩、▲44桂、△22金、▲74歩、△66歩、▲同金、△86歩、▲95角(図3)
▲44桂と打ちましたが、決定打にならず、逆に取られそうな駒となってしまいました。図では①△72歩と受けて、▲86角に△34歩、▲同銀、△同銀、▲同飛車、△43銀打、▲38飛車、△44銀と桂を取り切っても優勢でした。
本譜も②△84銀から後手優勢が続きましたが、最後は先手勝ちとなりました。
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