叡王戦 藤井聡太ー深浦康市戦

叡王戦 藤井聡太ー深浦康市戦を振り返ります。戦型は後手の74歩取らせ戦法となりました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

糸谷八段が得意とする形で、先日のNHK杯:井上ー糸谷戦でも出てきた戦型です。進んで図2。

上記の対局では、ここから△33角以下持久戦となりましたが、持久戦になると歩損が響きやすい展開と言えます。

本局では、△64銀から△72飛と76の歩を狙って動きました。進んで図3。

一手前の▲78金で▲25飛車なら△72飛車から千日手模様となります。図の△24歩に代えて他の手を指すと、▲25飛車と戻られ、今度△72飛には▲77金等で受ける手が生じます。図の△24歩は先手の飛車を元に戻すことを許さない最強の一手と言えます。

対して先手は▲65歩、△73銀、▲86飛車(図4)とし、次に▲75歩と突いて飛車を楽にする手を見せます。

そこで後手も△88角成から△27角と動きますが、結果的にはあまりうまくいきませんでした。進んで図5。

待望の▲75歩が突けて先手の模様がかなり良くなりました。次に▲46角からの攻めやどこかで▲35歩と突く手もあるため、先手は手に困りません。

▲76銀から▲86歩が好着想で、後手の銀が危なくなります。進んで図7。

ここで▲33角成~▲45桂が「終盤は駒の損得より速度」を地で行く好手。後手は92飛車と72金が働かないまま戦いになってしまっているのが痛いです。進んで図8。

ここで①▲42角、△61玉、▲44成銀、△同金、▲53桂不成なら25銀を抜く筋もあり、先手勝ちでした。本譜は②▲66角が緩手で以下先手の逆転負けとなりました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

“叡王戦 藤井聡太ー深浦康市戦” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。