豊島将之八段ー稲葉陽八段戦

豊島ー稲葉戦を振り返ります。戦型は横歩取り青野流となりました。

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△85飛車は比較的珍しい一手。△25飛車と回り▲28歩と打たせる狙いですが、先手の▲77桂・▲37桂に当たる位置であるため、あまり先手としては悪い気はしません。進んで図2。

ここで①△22飛車はいきなり▲45桂、△44角、▲65桂の仕掛けが成立します。従って②△55飛と回るしかありませんが、この辺りの動きで手損をしてしまうのが後手としては痛いところ。進んで図3。

ここは先手が47銀型の好形に組めており作戦勝ちと言えます(一般に横歩取りで中住まいの▲47銀型に組めれば作戦勝ち)。ここで▲66歩が更に形を良くする手筋でした。先手は持ち歩が多いため、歩を取られる損よりも好形になる得の方が大きいです(似たような筋は西尾ー阿久津戦でもありました)。

進んで図4。

ここでは①▲84歩と打つ手がありました。以下、△同歩、▲同角、△83歩なら▲62角成~▲35金で飛車が死ぬという狙いですが、なかなか珍しい筋です。

△83歩に代えて△73銀引も▲同角成、△同桂、▲83歩から攻めが続きます。

本譜は②▲68金から進んで図5。

▲66桂が味の良い一手で、▲85桂~▲74桂や▲75歩~▲74歩の狙いがあります。

以下、後手も粘りますが、終始手厚い指し回しを見せた先手の快勝となりました。

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“豊島将之八段ー稲葉陽八段戦” への1件の返信

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