竜王戦ランキング5組決勝 石田直裕五段ー藤井聡太七段戦

竜王戦ランキング5組決勝 石田直裕五段ー藤井聡太七段戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。

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以前当ブログで解説した形(参考)。先手が良いイメージがありますが、藤井七段が選択したということは十分に戦えるという研究があるのでしょう。進んで図2。

ここは▲15歩等、手が広い局面ですが、本譜は▲13桂成を選択しました。以下、△同桂(△同銀は▲25歩~▲23銀成が厳しい)、▲15歩、△同歩、▲14歩に後手は受けていても仕方ないので、△65歩から攻め合いに出ます。進んで図3。

△33歩がこの形ではどこかで出てくる受けで、①▲45銀では元気が出ないため、攻めを考えることになります。②▲13歩成は△34歩、▲22と、△同金で後手の一段飛車が利いてきます。

ということで本譜は③▲43銀成と捨てました。進んで図4。

△47歩がこの戦型における手筋で▲同金は△38銀、▲58金は△66桂が厳しくなります。本譜は▲64歩~▲63歩と手筋のお返しで、以下▲22とから▲72銀が実現します(図5)。

一見後手が困ったようですが、ここからの寄せが見えていたからこそこの順を選んだようです。見えていなければ▲63歩には△72金と逃げて両取りをかけさせない順を選択したでしょう。

図以下、△86飛、▲87歩、△76飛、▲77歩に、△77飛成(図6)

まさか▲77歩に△同飛成という手があるとは思ってもみませんでした。
以下、▲同金、△85桂で寄り形。強烈なインパクトを残す名棋譜になりました。

進んで図7。

△86桂が決め手で、▲同歩は△67角、▲同玉、△58角、▲78玉、△67銀、▲88玉に、△87歩が打てるようになります。本譜は②▲同金ですが、77で精算して△66角の捨て駒で詰みとなりました。

序盤から中盤まで非常に角換わりらしい激しい展開となり、飛車捨ての寄せから最後も詰将棋のような鮮やかな詰みで先手玉を仕留めるという名局となりました。居飛車党ならば記憶しておくべき一局です。

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