王位戦挑戦者決定戦 羽生善治竜王ー豊島将之八段戦 観戦記

羽生ー豊島戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。

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後手の豊島八段が最新形から△65歩と仕掛けていきました。十分な研究が伺えます。以下▲35歩から先手も反撃するのが定跡。進んで図2。

▲35歩、△同歩、▲45桂に△34銀と逃げると、この辺りまでは進みます。
ここで①▲65歩もありますが、△44角と急所のラインに設置するのが味の良い一手になります。
本譜は②▲75歩、△66歩、▲同銀と進みましたがやはり△44角が味の良い一手(図3)。

対して①▲67歩が自然ですが、Ⅰ:△65歩、▲77銀に△63銀と引いておく手や、Ⅱ:△75歩、▲74歩、△65桂と攻め合うような手があり難解。

ただ、本譜の②▲88角は危険な一手だったため、先手としては上記変化を選択すべきでした。以下、△86歩、▲同歩、△同飛車(△85歩の継ぎ歩から△86歩と垂らしておいても後手優勢)に、▲22歩、△同角、▲74歩、△85桂、▲87歩(図4)と進みます。

▲22歩、△同角を利かせた効果で、ここで①△66飛は、▲32歩(△同玉なら▲33歩から飛車を取れる)、△42玉の交換が利きますが、以下▲66角、△同角、▲69飛、△44角打、▲66飛、△同角、▲31角、△32玉、▲42飛、△31玉、▲62飛成、△42銀打、▲53桂成、△22玉が一例で難解ながら後手優勢で、この変化もありました。

本譜は②△76飛で、優勢と思えばこちらの方が自然です。以下、▲69飛、△64歩、▲58金、△44歩、▲77桂、△45歩、▲85桂、△74飛、▲76歩、△同飛、▲77銀(図5)。

後手は飛車の動きで手損をしたのが痛く、ここではヨリが戻っています。△74飛と歩を払うところで代えて△86歩と攻める等、ここに至るまでに攻めた方が良かったです。

図以下、△74飛、▲66桂、△84飛、▲54桂、△同歩と銀を取られては逆転模様。以下①▲45歩としましたが、②▲45銀と後手の守りの要の34銀に働きかけるのが勝りました。

本譜は難解な手順が続き、図6。

ここは①▲79金で難解でした。本譜は②▲77同金と取ったため、△76歩が痛く、▲同金、△同飛、▲77歩に△79角、▲78玉、△66桂、▲67玉、△74飛、▲同飛、△58桂成と進み後手勝勢となりました。以下進んで図7。

ここは①△58桂成、▲同銀、△59銀、▲47玉、△45銀や、②△58金、▲同銀、△38桂成、▲47玉、△45銀等、上部を厚くして寄せて行けば後手勝ちでした。

本譜は△35銀としたため、▲51飛、△22玉(△41金が勝る)、に

①▲66角と打てば△33桂、▲71飛成、△61歩、▲62龍、△同歩、▲34桂で後手玉が詰みとなり先手勝ちでした。

しかし本譜は②54飛寄としたため、△58金から必死がかかり後手勝ちとなりました。

豊島八段はこれで2連続挑戦となり、タイトル戦もかなり期待できそうです。菅井王位とのタイトル戦では対抗形が見たいと思います。

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