豊島将之八段ー澤田真吾六段戦

豊島将之八段ー澤田真吾六段戦を振り返ります。戦型は角換わりとなりました。

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▲48金・△62金型で後手はひたすら△52玉・△42玉を繰り返す作戦。図は△63銀型もありますが、後手が△52金と上がってから△62金と寄ったため一手変わっています。

先手の形は図が最善形のため、ここで▲45桂と跳ねて仕掛けました。対して△44銀は桂を取り切れず作戦負けになりやすいため、基本的には△22銀で桂を取りに行く必要があります。

以下▲75歩もありますが、本譜は▲35歩。

ここで△同歩は▲24歩、△同歩、▲同飛、△23銀、▲53桂成、△同金、▲54飛、△同金、▲63角が一例で先手有利となります。

従って本譜は△44歩。進んで図3。

後手は桂を取りましたが、じっとしていると▲44歩がかなりのプレッシャーになるため、△65歩から△75歩と仕掛けていきました。対して▲44歩に△76歩~△86歩で先手の形を乱します。進んで図4。

▲18角が角換わりでよく出てくる遠見の角で、好手になりやすいです。本局の場合、遠く81飛を睨んでいます。しかしここから△41飛が粘り強い一手。以下▲64歩に△31玉で△44飛と払う手を見せます(図5)。

ここで▲54角、△同歩、▲63歩成、△同金、▲52銀の両取りは△44飛、▲45歩、△34飛で以下▲63銀成と金を取る手が甘く、△75歩で先手が勝ちづらい展開となります。

従って本譜は▲54角、△同歩に▲45銀としましたが、ここで後手を引くのでは辛いと言えます。以下△75歩から後手の猛攻が始まります。進んで図6。

ここは▲78歩の方が粘りがありました。本譜は▲87玉としたため、△59角打が痛打。以下後手勝勢かと思われましたが…(図7)

ここは△85歩、▲同歩に△75金で寄り筋。以下、▲同金、△同馬、▲63歩成には、△86馬、▲78玉、△77金、▲69玉、△87馬、▲58玉、△54馬のような手があります。

本譜は△53歩でしたが、▲63歩成から後手が寄り筋となりました。(図8)。

ここで▲68飛が気持ちの良い決め手。以下△同馬には▲65金から詰みとなります。

これで豊島八段は挑戦者決定戦進出となりました。そろそろ豊島八段には初タイトルと言わず複数タイトルを期待したいですが、ここ一番では羽生2冠に勝てていない印象なので殻を破れるか注目です。

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