NHK杯 井出ー近藤(誠)戦

井出ー近藤(誠)戦を振り返ります。戦型は先手の角道オープン振り飛車となりました。

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図は先手から▲86歩と仕掛けたところですが、早くも先手が指しやすくなっています。後手は△44歩と止めるタイミングや、止めるにしても△74歩や△64銀で左辺にもう少し手をかける等、駒組に工夫が必要でした。進んで図2。

ここから▲85飛で飛車交換になりますが、先手だけ桂馬が取られないため先手優勢(定跡書で先手の大成功形として載っていそうな形)。進んで図3。

▲88歩が当然ながら好手。このように馬を引かせないようにする手は実戦でよく出てきますので、覚えておきましょう。気の早い人ならここで投了でもおかしくないですが、ここから後手も粘ります。進んで図4。

ここは▲52歩で決まっていました。△同金と取るぐらいですが、▲44角、△同金に▲53歩が手筋で、△同金なら▲42銀で寄り筋です。

本譜は▲91龍、△57香成にそこで▲43香でも寄り筋でしたが、▲36桂、△33銀引、▲同角成と寄せにいきました。進んで図5。

ここは▲93龍、△63歩、▲54歩の方が明快でした。本譜は▲44香、△同金、▲93龍と寄せに行きますが、△43金で粘られます。進んで図6。

ここが先手としては最後のチャンスで、▲66銀と出て、△59角成、▲57銀とすれば次の▲44香が厳しいため、先手が優勢を維持できました。

本譜は▲69金に△32銀と引かれて遂に逆転。以下先手の攻めが切れてしまい、後手勝ちとなりました。

先手としては勝勢の時間が長かったため、悔やまれる逆転負けとなりました。

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