王座戦 羽生ー深浦戦

羽生ー深浦戦を振り返ります。戦型は雁木になりました。

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図は▲35歩と仕掛けたところですが、ここで△32金では後手が立ち遅れている印象を受けます。以下、▲34歩~▲38飛~▲35銀と3筋の押さえ込みに成功します。進んで図2。

ここは▲28飛・▲34歩等攻めて行く手が有力でした。本譜は▲58金右ですが、やや甘い手で、後手は△75歩から仕掛けます。

図は後手から△34歩と呼び込んだところですが、この場合は銀交換後の△75銀打があるため、成立しています。先手はここに至るまでに▲34歩と押さえておくべきでした。進んで図4。

図の▲84歩は手筋で、①△同飛なら▲66角(△75銀なら▲33飛成~▲95角の王手飛車)があります。

しかし、②△77歩が厳しい一手で、後手やや有利といったところ。進んで図5。

後手は△73桂から桂を活用しましたが、▲83銀~▲74銀で桂を狙われ忙しい展開に。ここで△45歩から勝負に出て、以下▲63銀成、△46歩、▲同歩、△同飛、▲64飛、△95角と激しい攻め合いになります。進んで図6。

ここは△78歩が正着。以下▲同玉や▲88玉は△66角から△77銀が厳しいため、▲同金ですが、△49飛車成と先手で成りこみ、▲69銀に△88歩が手筋で寄り筋となります。

本譜は△88歩から進んで図7。

ここは▲95飛なら後手の攻めは切れていました。本譜は▲53成銀でしたが、対して、△66桂、▲同歩、△77銀、▲89玉に△88銀成~△66飛が好手でした(図8)。

先手玉を88に呼ぶことで①▲61飛成に△同飛が逆王手になるというアクロバティックな手順。図で②▲95飛も△68飛成が両王手で詰みとなります。

図で③▲42銀打なら、以下△同金、▲同成銀、△同玉、▲34桂、△43玉、▲35桂、△54玉、▲64金、△44玉、▲55銀、△34玉、▲66銀、△77銀、▲98玉、△76銀、▲54飛、△44歩、▲95飛(参考図)が一例で先手勝ちでしたが、ここに至るまでの変化も膨大で実戦では踏み込みづらいと言えます。


※なんと参考図は一歩足りずに先手玉が詰まない。

本譜は図8から▲同飛としました。進んで図9。

ここは①▲78歩として、△53飛に▲77銀と受けに回るのも有力でした。以下△77角成、▲同歩、△同角成、▲88銀、△73飛なら、▲77銀、△同飛成、▲78金で受かります。

本譜は②▲78桂から進んで図10。

先手は▲46飛から角を抜きますが、△77角成から馬で飛車を取り返されたところ。
図では①▲42銀打なら以下△同金、▲同成銀、△同玉、▲64角、△53歩、▲73角成、△77銀、▲51銀、△33玉、▲31飛、△32銀と合駒を使わせて▲66桂が一例で先手有望でしたが、これも実戦では相当指しづらい手。

本譜は②▲54角としましたが、△49飛が厳しく後手勝ちとなりました。
非常に密度の濃い一局でした。

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