朝日オープン 藤井聡太ー佐藤天彦戦

藤井聡太六段が名人を下した将棋を振り返ります。

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戦型は横歩取り青野流に対62玉型(図1)

▲38金に代えて▲26飛としたのが名人戦第1局羽生ー佐藤戦ですが、こちらの方が無難です。以下駒組が続きます。

△24飛で▲28歩を打たせて△84に戻り、62玉も52に移動しますが、手損になるのでどうだったでしょうか。先手は▲75歩からひねり飛車模様で対抗します。進んで図3。

横歩取りでは一般に▲47銀まで組めると先手が作戦勝ちになりやすいです。
ただこの辺りで△25桂と交換を挑めば難しい展開だったようです。進んで図4。

ここで▲27金が手厚い一手。通常は金はあまり三段目に上がらない方が良いですが、後手が軽い形をしている時は金で押さえ込むのが有効になります。進んで図5。

▲57銀~▲68金が美しい形。▲79飛で一段飛車もよく効いています。

▲45歩~▲46銀左でついに押さえ込みが実現します。図では△24飛が気になりますが、数手前に引いた▲79飛が生きて▲29飛車で受かります。この展開を見据えた駒組には脱帽する他ありません。進んで図7。

ここで飛車を取るのもありますが、△同角で先手玉も危なくなります。▲54歩が手堅い一手で角を取られても先手玉は安全です。こういった手が指せると勝率が上がるでしょう。以下先手勝ちとなりました。

名人相手に当時中学生とは思えない横綱相撲で完勝でした。手厚い指し回しが非常に参考になる一局でした。

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