前回の記事(77銀対飛車先切らせ73銀①)で説明したとおり、以下図で▲34飛と横歩を取るのは先手としてもリスクがある手になります。
NHK杯の高見ー糸谷戦では、▲28飛から▲38銀、▲27銀と攻めて行く展開になりました(図2)。
ここで△75歩とされるのも先手としては怖いところですが、以下▲同歩、△同銀、▲45銀と攻め合います。以下△86歩、▲同銀、△同銀、▲同歩、△88角成、▲同金、△22銀と進んで図3。
ここで高見ー糸谷戦は▲73歩でしたが、以下△86飛、▲87歩、△84飛の局面は難解。
代えて▲46角が勝り、△64銀は▲75銀があるため、適した受けがありません。
従って、▲27銀からの攻めに一直線に攻め合うのは後手があまりうまくいかないと思われます。
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