王位リーグ 羽生善治竜王ー谷川浩司九段戦

王位リーグ 羽生善治竜王ー谷川浩司九段戦を振り返ります。羽生ー谷川戦はいつ以来なのでしょうか。これが両者による166局目の対戦らしいです。戦型は角換わりになりました。

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ここでは▲79玉と引くのもありますが、▲35歩と仕掛けました。対して△同歩もありますが、△44歩(図2)

△3筋がぶつかったタイミングで△44歩と突くことで▲34歩を強要し、△36歩を狙う、というのはよくある手筋になりますので、覚えておきましょう。

図2以下、▲34歩、△同銀、▲36歩(図3)

前例では▲36歩に代えて▲47銀で、1年ほど前に流行った形です。

図3以下、△35歩、▲47銀、△36歩、▲同銀、△55銀、▲24歩、△同歩、▲同飛、△43金右(図4)

△35歩から△55銀と後手から積極的な動きを見せて来たのに対し、2筋を交換しました。ここでは▲35歩と押さえておく手もありましたが、▲22歩から切り込んでいったのが羽生竜王らしい手。

図4以下、▲22歩、△同金、▲34飛、△同金、▲71角(図5)

形を乱して飛車切りから角を打ったところ、対して△52飛は▲43銀が痛いです。
飛車取りを放置して、△29飛と打つ手もあり、▲82角成に△59角、▲79玉の後、77銀と48金のどちらを取る手もありますが、どちらも先手から次に▲71馬と入る手があるため、先手がやや良いようです。

図5以下、△42飛、▲53角成、△52歩、▲54馬、△29飛、▲59銀、△19飛成、▲55馬、△53香、▲64馬、△38歩(図6)

予め王手を防ぐため、42に飛車を逃げます。△29飛に▲59銀と使うのでは攻めが細そうですが、55の銀が助けづらいため、なかなか先手の攻めは切れないようです。

図6は次に後手から△39歩成、△49と、と来てもまだ先手は詰まないためその間に寄せ切りたいところ。▲73馬や▲25銀等色々な手が見えるところですが、▲51銀から寄せにいきました。

図6以下、▲51銀、△39歩成、▲42銀成、△同玉、▲45桂、△49と、▲53桂成、△同歩、▲72飛、△52銀、▲53馬、△同玉、▲56香、△54歩、▲同香、△64玉、▲62飛成(図7)まで先手勝ち。

▲45桂が遊び駒を活用する絶好手。△同歩は、▲同銀、△同金、▲同歩が遠く19の龍取りになります。強い人は遊び駒を活用するのが本当にうまいですね。

最後も馬切りから華麗に寄せ切り先手快勝となりました。攻めのつなぎ方、終盤の寄せ方が非常に参考になる一局でした。

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“王位リーグ 羽生善治竜王ー谷川浩司九段戦” への2件の返信

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