3/2 竜王戦2組 橋本ー佐藤

少し前の対局になりますが、名人戦で出た横歩取り青野流に対する62玉型の研究を深めるため、橋本ー佐藤戦を検討します。

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図から▲36飛、△85飛、▲38金、△42銀、▲96歩、△94歩、▲48銀、△25飛、▲27歩、△72金(図2)

△85飛だと▲26飛とはやりづらい(名人戦と同様に進んだ時に、▲95角と打てない。棋譜:羽生ー佐藤戦)ため、▲38金から駒組が進みました。最後の△72金は一瞬違和感がありますが、△82銀からの銀冠と場合によっては、△52玉からの中住まいを見ています。

図2以下、▲66角、△14歩、▲16歩、△82銀、▲77桂、△31金、▲68銀、△24飛、▲79金、△66角、▲同飛、△33桂、▲26飛(図3)

お互いに駒組を進め、ついに飛車をぶつけて戦いが始まりました。△25歩とする手もありましたが、気合で△同飛と取りました。
図3以下、△同飛、▲同歩、△86歩、▲88歩、△95歩、▲56角、△15歩、▲66歩、△74歩、▲95歩(図4)

△95歩は横歩取りでよく出てくる手筋で、取ると、△98歩から△99に飛車を打ち込むスペースができます。▲56角は後手からの△96歩の取込を牽制(▲92歩がある)した一手ですが、今度は反対側から△15歩と攻めました。どちらの歩も取れないため▲66歩としましたが、これでは少し先手が不満でしょうか。図4では、△98歩~△75歩で△76角を見せるような手もありましたが、本譜は△28歩でした。
図4以下、△28歩、▲同金、△16歩、▲18歩、△27歩、▲同金、△87歩成、▲同歩、△54角、▲36歩、△76角、▲67銀、△87角成、▲65桂(図5)

▲18歩では▲12歩と攻め合う手もありました。本譜は後手だけ馬が作れており、後手優勢。図5では、△77馬等の方が良かったようです。
本譜は図5以下、△64歩、▲73歩、△71金、▲83歩、△同銀、▲84歩(図6)

▲73歩に△同桂も有力でした。本譜は後手の形が乱されてます。図6では、△92銀と引けば、難解ながら△65歩~55桂が厳しいため後手がやれていたようです。
図6以下、△同銀、▲83飛、△86飛、▲53桂成、△同銀、▲72歩成、△同金、▲81飛成(図7)

▲83飛に一見△82飛で受かりそうですが、▲同飛成、△同金、▲83歩、△同金、▲72歩成、△同玉、▲52飛、△63玉、▲53桂成、△同銀、▲51飛成が好手順で攻めがつながります。本譜も▲53桂成~▲72歩成が手筋で、攻めを繋げることに成功しました。
図7以下、△55桂、▲31龍、△67桂成、▲同角、△65歩、▲49玉、△66歩、▲23角成、△76馬、▲38玉、△67歩成、▲33馬、△73玉、▲77歩(図8)

後手も攻め合いますが、▲49玉の早逃げと最後の▲77歩が覚えておきたい手筋。馬かと金のどちらかが遠ざかることで、先手玉が格段に安全になります。
図8以下、△65馬、▲55金、△75馬、▲65桂、△82玉、▲53桂成、△同馬、▲42馬、△同馬、▲同龍、△58と、▲72龍、△同玉、▲64桂(図9)まで先手勝ち

最後は華麗な即詰みとなりました。横歩取りらしい華々しい戦いで非常に参考になりました。

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