4/12 竜王戦1組 豊島ー松尾戦

昨日の豊島ー松尾戦を検討します。
流行の48金型の角換わりに63金型で対抗する最新形となりました。

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図1は後手が△65歩と仕掛けたところ。ここで先手も攻め合います。

図1以下、▲45桂、△42銀、▲65歩、△44歩、▲64歩、△同金、▲71角、△52飛、▲62歩、△45歩、▲82角成、△63金、▲91馬(図2)

▲45桂と跳ねると、後手は桂を取り切るしかないですし、先手も桂が取られるまでに代償を得るしかないため、ここまであまり変化の余地がありません。
ここで△75歩もありますが、本譜は62金としました。
図2以下、△62金、▲69香、△64歩、▲45歩、△33銀、▲92馬、△42飛、▲74馬(図3)

▲69香が攻防の一着。△64歩と桂を65に跳ぶ余地を残しながら受けますが、先手は馬を活用していきます。後手も52飛が負担にならないよう捌く形をを作ります。図3で△63金、▲83馬の交換を入れてから△45銀だと▲43歩~▲61馬の筋があります。
図3から、△45銀、▲44歩、△54銀、▲64馬、△63歩(図4)

▲44歩が大駒を近づけて受ける手筋で、仕方のない△54銀の撤退に▲64馬が馬と香を両方働かせつつ、後手の73桂の活用を阻む一石三鳥の手。▲63歩と受けますが、ここでは▲54馬と切り飛ばし、▲51銀が厳しかったようです。
本譜は▲46馬、△44飛、▲45歩、△41飛、▲15歩、△同歩、▲35歩、△同歩、▲13歩、△同香、▲35馬、△43銀、▲36馬、△35歩(図5)

先手が歩と馬を巧みに使って後手陣を乱します。ここでは、▲58馬と引いてあくまで▲14歩~▲24歩~▲14馬を狙う手もありましたが、本譜は▲同馬で歩を補充します。
図5以下、▲同馬、△86歩、▲同歩、△85歩、▲12歩、△22玉、▲11歩成、△同玉、▲14歩、△同香、▲24歩、△同銀、▲同馬、△同歩、▲同飛、△23角(図6)

△86歩から反撃しますが、如何せん駒不足。渡した歩で、▲12歩~▲14歩と攻められてしまい先手優勢。14香を守るために△23角しか受けが無いのでは辛すぎます。
図6以下、▲44歩、△34銀、▲35歩、△86歩、▲34歩、△44飛、▲23飛成、△87桂、▲88玉、△79角、▲98玉(図7)

どう決めるかという局面でしたが、▲44歩~▲35歩は覚えておきたい手筋。銀をずらすことで、▲23飛成~▲32角が厳しくなります。最後の△87桂~△79角は油断ならない手で、取ると48飛成が王手になってしまいます(最後まで気が抜けません)。
図7以下、△23金、▲66角、△64飛、▲44角、△同飛、▲32飛、△22角、▲13歩、△同金、▲33銀、△12金、▲31銀、△33桂、▲同歩成、△同角、▲同飛成、△48飛成、▲22角まで先手勝ち。

最後は△21玉に、▲13桂、△同金、▲11角成で詰みます。
本局は豊島八段の快勝譜となり、竜王戦本線出場が決まりました。

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