4/9 久保ー渡辺戦

本日の久保ー渡辺戦を検討します。
戦型は流行の先手中飛車対左美濃となりました。

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図から△64歩~△63銀としたのが、銀河戦の久保ー羽生戦で、当ブログでも解説しています。本譜は△44歩から玉の囲いを優先しました。

図以下、△44歩、▲68銀、△33角、▲57銀、△22玉、▲46歩、△85歩、▲77角、△24歩、▲26歩、△43金、▲56銀、△23銀、▲27銀、△32金、▲38金、51銀、▲59金、△42銀、▲48金上、△72飛(図2)。

お互い玉の囲いを整備した後、後手から△72飛と動きを見せました。代えて△74歩だと▲65銀と出られて、△72飛に▲54歩と攻められてしまいます。
図2で▲65銀だと、△64歩が手筋で、①▲同銀は△62飛で▲75銀の一手に△67飛成で後手優勢。②▲56銀と引くのでは手損となってしまいます。
この戦型では▲65銀に△64歩と突く手筋は頻出ですので、覚えておきましょう。
図以下、▲88飛、△74歩、▲66角、△64歩、▲86歩、△54歩、▲同歩、△同金、▲58飛、△65歩、▲88角、△86歩、▲45銀(図3)。

▲88飛から手薄になった8筋を攻めますが、5筋から飛車がいなくなったため、後手も△54歩から反撃します。▲58飛のところで▲85歩は、△65歩~△75歩~△76歩で角をどかせてから△45歩として88飛を狙われてしまいますので、中々8筋から逆襲する展開にはなりません。最後の▲45銀は派手な手ですが、ここは冷静に△53金と引いておけば良かったようです。以下▲54銀と突っ込むぐらいですが、△同金、▲同飛、△43銀打、▲64飛、△52飛、▲61飛成、△59飛成といった展開が一例ですが、こうなると▲36歩と突いていない形が痛く、桂を拾ってから△25歩~35桂で一瞬で寄ってしまいます。
本譜は、図3から△57歩、▲同飛、△87歩成、▲54飛、△88と、▲44銀、△89と、▲33銀成、△同桂、▲64飛(図4)。

最後の64飛では、▲36歩として35桂を消すのが急務だったようです。というのもここで△47歩とすれば、▲同金直、△35桂、▲61飛成、△82飛、▲21金、△13玉、▲11金、△88飛成が一例で後手勝ちとなります。一見21金と打たれて危ないようですが、13玉と上がった形(俗に銀冠の小部屋とも言われる形)が妙に寄せづらいです。
本譜は△82飛、▲61飛成、△51歩、▲55角、△87飛成、▲53歩、△35桂、▲52歩成、△27桂成、▲同玉、△52歩、▲45桂、△25歩、▲18玉(図5)。

▲55角と先手で打てて実戦的に気持ち良いですが、損した桂馬を急所の35に打たれるため、激戦。途中△27桂成では単に△52歩の方が桂を渡さないため、▲45桂と打つ手が無く、良かったようです。図5が最後の勝負どころで、ここは△26歩と取り込んで勝負するしか無かったように思います。本譜は△78龍でしたが、所謂ゼットの形となり、先手の猛攻が炸裂します。
図以下、△78龍、▲33桂成、△同金、▲52龍、△51銀打、▲33角成、△同玉、▲45桂、△24玉、▲51龍、△同銀、▲33銀、△13玉、▲22金、△32桂、▲23金、△同玉、▲43銀打(図6)まで先手勝ち。

▲33桂成に△同銀は▲21金~角を切って22銀の筋があるため、△同金ですが、52龍が痛すぎて、以下必死となりました。序盤から終盤まで流石タイトルホルダー同士といった展開で、非常に参考になる将棋でした。

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