3/28 井上慶太ー藤井聡太戦

藤井六段の連勝が止まった1局を検討します。
矢倉の出だしから、後手の藤井六段が急戦矢倉を採用しました。
図は後手が△65歩と仕掛けたところです(代えて△55歩と仕掛ける手が多いところでした)。

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図では▲同歩が自然だと思いますが、本譜は▲35歩と攻め合う姿勢を見せました。図以下、▲35歩、△66歩、▲同銀、△86歩、▲同歩、△35歩、▲同銀、△同銀、▲同角、△86飛、▲87歩、△85飛、▲46角(▲71角成は△62銀で馬が死ぬ)、△64歩、▲77桂、△81飛、▲24歩、△同歩、▲同飛、△23歩、▲28飛(図2)と進みました。

この辺りは色々あるところですが▲24同飛とすると後手を引いてしまうので、▲55歩等で攻めた方が良かったと思います。

図2では△36銀というもたれ方もありましたが、本譜は△45銀。
図2以下、△45銀、▲35角、△34銀、▲26角、△35歩、▲57銀、△65桂、▲68銀、△77桂成、▲同銀、△65歩、▲46桂、△45銀、▲35角、△34歩、▲26角、△66桂、▲68金寄(図3)。

最後の▲68金寄が珍しい手筋。普通は▲88金ですが、67金が浮いてしまうので、実戦的に勝ちづらいとの判断。あえて飛車を成らせる選択をしたのが本局の勝ちにつながったでしょうか。
図3以下、△87飛成、▲88歩、△82龍、▲37桂、△46銀、▲同歩、△44角、▲33歩、△同桂、▲35歩(図4)。

ここでは△87歩、▲同歩、△95桂と攻めあえば後手が良かったようです。
本譜は図以下△51玉、▲79玉、△35角、▲同角、△同歩、▲21銀、△22金、▲64歩、△36歩、▲63歩成、△同金、▲45桂、△37歩成、▲33桂成、△同金、▲25飛、△55桂、▲同歩、△34角、▲45飛、△44歩、▲26桂、△45角、▲同歩、△47と、▲89玉、△59飛、▲79桂、△58と、▲95角(図5)。
この辺りの攻防は色々とあるところで、非常に見応えがありました。後手は▲64歩に△72銀と引いておけば明快に良かったと思いますが、銀をボロッと取られたため激戦となりました。

この図が本局のハイライトで、△73桂と受ければ後手が寄りづらいので難解な戦いでした。本譜は△41玉と寄ってしまったため、▲34桂が遊び駒を活用しつつ、15角を見せる絶好の一手となりました。そこで△52玉としましたが、ほぼゼロ手で34桂と跳ねられた計算となり、終盤ではあまりにも痛すぎる失点でした。
図以下、△41玉、▲34桂、△52玉、▲15角、△68と、▲同金、△19飛成、▲33角成、△84香、▲85銀、△同香、▲51角成、△53玉、▲42馬、△同龍、▲同馬、△62玉、▲52飛、△73玉、▲84銀、△同玉、▲82飛成、△83歩、▲75金、△同歩、▲75馬(図6)まで後手勝ち。

最後は華麗な即詰みに打ち取り、ベテランが久々に藤井六段に黒星を付けました。

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“3/28 井上慶太ー藤井聡太戦” への2件の返信

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