朝日杯 阿久津主税八段ー永瀬拓矢七段戦 観戦記

阿久津ー永瀬戦は相掛かりとなりました。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

f:id:shogi_kenkyu:20171212225306p:plain

図は本ブログでも解説した変化に似ていますが、▲66歩を保留している点が異なります。

角道が通っている場合は、△24歩から銀冠を目指すのはやりづらい(▲33角と交換して24歩を狙う展開がある)ため、△74歩と突く展開が多いです。そこで▲25銀には△75歩、▲同歩、△35歩から次の△24歩で銀を追い返すことを狙うことができます(竜王戦6組決勝の近藤ー藤井戦の展開)。

しかし本譜は△74飛でした。以下、▲33角成、△同桂、▲82角、△93香、▲88銀、△76飛、▲91角成(図2)、となりました。▲82角と打つのは、相掛かりでよくある手ですが、馬が働きづらいため、なかなかうまくいかないことが多いように思います。

f:id:shogi_kenkyu:20171212225756p:plain

ここでは、△35歩、▲同銀、△75飛、▲36歩、△38歩、▲同飛、△27角、と進めれば後手有利でした。

本譜は、△74飛、▲92馬、△83歩、▲77銀、△35歩、▲同銀、△38歩、▲同飛、△27角、▲28飛、△49角成と進みましたが、歩切れになってしまったので先手やや有利といったところ。

以下進んで図3。

f:id:shogi_kenkyu:20171212231032p:plain

△23桂は、△38とと入った場合の先手の飛車成を防いだ手。本譜はここで▲46銀と引いたため、△38とで後手有利となり、そのまま後手が押し切りました。

ここでは、▲75歩と突き△64飛、▲66香、△54飛、▲46桂、△55飛、▲34銀、△38と、▲24歩と進めれば先手有利でした。35銀が生きている間に飛車をいじめるのが急所でした。

にほんブログ村 その他趣味ブログ 将棋へ

“朝日杯 阿久津主税八段ー永瀬拓矢七段戦 観戦記” への1件の返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。