角換わりの後手62金型について、研究します。
62金と81飛の組み合わせはバランスの良い構えでここ最近プロ棋戦でも多く見られます。それに対し、先手が旧来の58金型を選択すると、この局面になります。
ここで▲65同歩と取った場合後手は△65同桂と取り、そこで先手としては
①▲65同銀、②▲66銀の2つの手段が考えられます。
今回は①▲同銀と取った場合の変化についてです。この手を選ぶと駒損になるため、先手としては激しく攻め立てるしかありません。したがって、以下△65同銀、▲63歩(取ると72角。この筋はこの戦型では頻出)、△72金、▲64桂、△73金(71金もある)。▲62歩成、△64金、▲61角、△86歩、▲同歩、△66桂、▲72角成、として飛車を責めます。
一見困ったようですが、△78桂成、▲同玉に、△76銀!が強手。以下▲同銀、△86飛、▲87銀打に、△65金!が連続強手。
以下、▲同銀、△69銀、▲同玉、87飛成となれば、後手優勢です。
途中の変化は多岐に渡りますが、お互い妥協しないと出現しやすい局面となりますので、覚えておいて損は無い変化です。
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