さて、前回は以下から△27角の変化を記載しましたが、今回は38歩の変化を記載します。
以下、▲81馬、△39と、▲同銀、△同歩成、▲同金、△55角、▲72銀、△37角成、▲68玉、△76桂、▲77玉、△59馬、▲76玉、△75銀、▲同銀、△同歩、▲85玉、86飛、74玉、81飛となり(ここまで変化の余地は少ない)、
ここで飛車を取ってしますと手番を渡してしまい、不利になります。「終盤は駒の損得より速度」の格言どおり、▲61銀成、と金の方を取り、以下、△同飛、▲73桂、△72銀、▲61桂成、△同銀、▲71飛、△95馬、▲72銀、と進めば先手有利となります。